【札幌ススキノ首切断】実行役の田村瑠奈被告 "殺人罪"などで起訴…父親は殺人ほう助、母親は死体遺棄ほう助などの罪で起訴 頭部損壊する様子をビデオ撮影
2023年7月、札幌・ススキノのホテルで男性を殺害し頭部を持ち去ったとして親子3人が逮捕された事件。
札幌地検は3月6日、実行役の娘を殺人などの罪で、両親を殺人や死体遺棄のほう助などの罪で起訴しました。
2023年の夏、世間に衝撃を与えた事件から約8か月。
札幌はまもなく春を迎えようとしています。
「正直知りたいっていうのはどうしてもある。あれだけのことをするに至ったのには何かあるんだろう」「あの近辺、通らないようにしている、あんな事件があったんで」「(家族も)手助けしたって言うことだが、責任は免れないと思う」(街の人)
■頭部のない遺体…逮捕されたのは親子3人
2023年7月、全国有数の繁華街札幌市ススキノのホテルで男性の遺体が見つかりました。
遺体は浴室で発見され、恵庭市の62歳の男性と判明。
そして、証拠隠滅を図ったのか遺体には頭部がなく、何者かに切断され持ち去られていました。
3週間後に逮捕、そして3月6日に起訴されたのが札幌市の無職、田村瑠奈被告(30)、父親の田村修被告(60)、母親の田村浩子被告(61)です。
捜査関係者によりますと自宅から20本の刃物が見つかったほか、浴室から男性の頭部が発見されました。
■「踊る瑠奈被告と見守る父親」
瑠奈被告と被害者の男性が音楽に合わせて楽しそうに過ごしています。
この映像は2023年5月下旬、現場近くのススキノのダンスクラブで撮影されたものです。
よく見ると、後ろには父親の修被告が…
見守るためでしょうか、少し離れた場所に立っている様子が映っています。
札幌地検は親子に対し事件の特異性から当時の心理状況を慎重に調べる必要があるとして異例ともいえる半年間の鑑定留置を行い、刑事責任を問えるか調べてきました。