【続報】5分間に次々と…コンビニ店員3人を死傷 執拗な犯行には強い殺意か 身を守るにはどうしたら?“死角”なくす防犯カメラ設置や訓練で対策
2月25日、札幌市北区のコンビニエンスストアで店員3人が刺され死傷した事件。
逮捕された男はわずか5分ほどの間に3人を次々と刃物で刺していたことが分かりました。
「宮西容疑者が自宅前に姿を現しました。これから家宅捜索に入ります」(沼田 海征 記者)
25日、札幌市北区のコンビニで店員が刺され大橋恵介さんが死亡、男女2人がケガをした事件では、無職の宮西浩隆容疑者が逮捕されています。
警察は27日朝、札幌市北区の宮西容疑者の自宅を本人を立ち会わせて家宅捜索しました。
店内に複数の刃物を持ち込んだ宮西容疑者。
店に入ったあと、レジ内で60歳の男性を刺し、続いて商品棚付近で58歳の女性を襲います。
さらにバックヤードで大橋さんを刺しました。
そしてレジにいた男性が外へ逃げ出したところ追いかけて再び刺しましたが、この間、わずか5分ほど。
執拗な犯行から、警察は強い殺意があったとみていて、宮西容疑者は3人を刺したことを認めています。
警察は宮西容疑者の動機などを詳しく調べています。
大橋さんをよく知るセコマの同僚は、「大橋さんはいつも笑顔で優しく気遣いができた。仕事は誠実で誰からも信頼される優秀な社員だった」と話しました。
また、札幌北警察署は管内エリア約170のコンビニエンスストアで順次、防犯指導を行うことにしています。
平和な日常を突如襲った今回の事件。
札幌市の他のお店ではどのような対策がされているのでしょうか?
「防犯カメラを9台設置して死角がないように設計している」(カウボーイ北野店 真島佑依 店長)
防犯カメラで客の安全を確認するほか、セルフレジにもカメラを設置し窃盗への対策を進めてきました。
今後は今回のような事件への備えも進めていきたいと話します。
「まず『自分の命を守ることを最優先に』。痛ましい事件が起きてしまい、事件後すぐに従業員には話をしたところでした。安全を守るために、従業員にマニュアルをベースにシュミレーションを想定して訓練をしていきたい」(真島店長)