円山動物園ゾウの赤ちゃん 名前は「タオ」に決定！ミャンマー語で"輝き"の意味 お母さんの足元で甘える姿が大人気
札幌市の円山動物園のアジアゾウの赤ちゃん。10月21日、市民の投票で決まった名前の発表会があり、「タオ」に決まりました。まだまだ小さいゾウの赤ちゃんのこれまでを振り返ります。
「それではどうぞ！愛称はタオに決まりました！」
8月19日に円山動物園で生まれたアジアゾウのメスの赤ちゃん。
生息地、ミャンマー語の5つの言葉の中から投票で「輝き」を意味する「タオ」に決まりました。
「タオちゃんだって！」（来園者）
「可愛くて良い名前だと思います」（来園者）
「呼びやすいと思うので、みんなから愛されるゾウさんになると思います」（来園者）
9月15日の公開から10月22日までの動物園の来園者は、19万6000人と2022年の同時期と比べて倍！
「タオ」の人気は衰えることを知りません。
「ここから2時間位？」（飼育員）
「外から見るとこれ、膨らんでいるよね？」（飼育員）
ゾウにストレスをかけないよう、飼育員が檻に入らない準間接飼育法で飼育されている円山動物園のアジアゾウ。
お母さんの「パール」は人の手を借りず自然に近い形で「タオ」を出産しました。
「出てる！」「出てる！」「出てる！」（飼育員）
「タオ」が生まれる直前の飼育員の様子です。
国内初の飼育方法での出産への緊張感が伝わってきます。
「あ！生まれた！」（飼育員）
飼育員たちも驚くほどの安産でした。
生まれたときの体重は90キロでしたが、2カ月たった今は233キロ！順調に大きくなっています。
「タオちゃん！お母さんと遊んでる！」（来園者）
来園者を夢中にさせる「タオ」。その人気の秘密は？
「お母さんについていって、素早く歩くのがかわいかった」（来園者）
生まれた当初からお母さんの「パール」の足元で甘える姿が可愛らしいと人気になっていますが、最近はおもちゃを使った1人遊びをすることも増えました。
さらに人気のワケがもうひとつ…。
「かわいいね、毛がぱやぱやでね。似たような毛だよね」（来園者）
体を覆う、ぱやぱやの毛！大人になるにしたがって次第に目立たなくなるといいますが、実は大人のゾウにも体毛は生えているそうです。
ぱやぱやの可愛さは子ゾウの時期にしか見られないんです。
「かわいい！癒やされるね」（来園者）
円山動物園によりますと、ゾウが乳離れするまでには長いと5年ほどかかるということです。
タオは最近、干し草を口にしたりするなどどんどん成長していますが、あと2年から3年は子どもらしい姿を見ることができるそうです。
