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【ヒグマがエゾシカ襲う】 人が鳴らす笛にも動じず、柵の近くにたたずみ中の様子をうかがうクマ…爆竹の音に驚き ようやく逃走

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 柵の側で立ち上がり施設内の様子をうかがうクマ…この映像は、北海道根室市の「養鹿場」で撮影されました。

 この「養鹿場」では、エゾシカがクマに襲われて死ぬ被害があり、根室市はクマ捕獲のため、わなを仕掛けることなどを決めました。

鹿を襲ったとみられるクマ 提供:根室市 撮影10月3日

鹿を襲ったとみられるクマ 提供:根室市 撮影10月3日

 根室市や養鹿場によりますと、クマの襲撃があったのは10月3日午前9時ごろ。

 クマが養鹿場の約2.7メートルのフェンスを乗り越え侵入し、雌のエゾシカを襲い引きずっているのを、パトロール中の職員が発見しました。

 職員が爆竹を鳴らすと、クマは再びフェンスを乗り越え、西方向へ逃げていきました。襲われたシカは死にました。

 

 

 養鹿場付近では2022年頃からクマの出没が増加していて、クマが養鹿場に侵入しシカが襲われたのは2回目だということです。

 母グマと子グマ2頭の計3頭で行動しているとみられ、養鹿場は今後、電気柵を設置するなどの対応をとる方針です。

 事態を受け根室市は10月4日に「ヒグマ対策連絡会議」を開き、このクマを”問題個体”と判断。養鹿場付近に箱わなを設置するほか、ハンターによるパトロールを6日から実施する予定です。


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