OSO18の悪夢再び…養鹿場のエゾシカがヒグマに襲われ死ぬ　2.7ｍの柵乗り越え侵入 根室市は"問題個体"として対応検討

資料：ヒグマ

　北海道根室市の「養鹿場」で、エゾシカがクマに襲われて死ぬ被害があり、根室市は注意を呼びかけるとともに、今後の対応策を検討しています。

　根室市や養鹿場によりますと、10月3日午前9時ごろ、クマが養鹿場の約2.7メートルのフェンスを乗り越え侵入し、雌のエゾシカを襲い引きずっているのを、パトロール中の職員が発見しました。

資料：エゾシカ

　職員が爆竹を鳴らすと、クマは再びフェンスを乗り越え、西方向へ逃げていきました。襲われたシカは死にました。

　養鹿場付近では2022年頃からクマの出没が増加していて、クマが養鹿場に侵入し、シカが襲われたのは2回目だということです。

根室市役所

　根室市はシカを襲ったクマを"問題個体"と判断。

　4日午後から「ヒグマ対策連絡会議」を開き、捕獲や駆除などに向けた今後の対応方針について協議する予定です。