「北見市資産家夫婦殺害事件」窪田勇次死刑囚（78）が札幌刑務所で死亡…時効まで10ヵ月で逮捕…糖尿病・認知症などで治療中
事件・事故
札幌刑務所は9月23日、北見市資産家夫婦殺害事件で死刑判決が確定し、札幌拘置支所に収容中だった窪田勇次死刑囚（78）が死亡したと発表しました。
窪田死刑囚は今年6月に体調などを崩し、設備が整っている札幌刑務所の医療施設で糖尿病性昏睡、混合型認知症などの加療を受けていましたが、23日午前7時すぎ、誤嚥性肺炎による呼吸器不全で死亡しました。
窪田死刑囚は、北見市資産家夫婦殺害事件で死刑判決を受けたあと、札幌拘置支所などに19年間収容されてきました。
この事件は1988年、北海道北見市の住宅で資産家の夫婦が殺害されたもので、時効まで10ヵ月と迫るなか、当時、保険外交員だった窪田死刑囚が逃亡先の神奈川県で発見され逮捕されたものです。一審、二審とも死刑を言い渡されたのち「保険料の横領の発覚を避けるため口封じを図った動機は悪質で、犯行後、逃亡するなど反省はみられない」として最高裁が上告を棄却、死刑が確定していました。
