親子3人を「殺人容疑」で再逮捕…被害者の首に刺し傷など複数…死因は出血性ショック…首切断後、自宅に戻り再びダンスクラブへ
札幌ススキノのホテルで頭部が切断された男性の遺体が見つかった事件で、警察は8月14日、29歳の女とその両親を殺人の疑いで再逮捕しました。
ダンスクラブで楽しそうに踊る2人。瑠奈容疑者(29)と被害者の男性(62)です。
捜査関係者によりますと、瑠奈容疑者と男性の出会いは5月下旬にススキノにあったダンスクラブの閉店イベントとみられ、父親の修容疑者もいたことが判明しました。
出会ったその日に何らかのトラブルがあったとみられ、約1か月で事件に発展しました。
そして8月14日、警察は殺人の疑いで田村瑠奈容疑者(29)と、医師で父親の修容疑者(59)、パート従業員で母親の浩子容疑者(60)の親子3人を再逮捕しました。
捜査関係者によりますと、瑠奈容疑者と修容疑者は犯行後、ススキノのホテルから厚別区内の自宅に戻った後、再び修容疑者が瑠奈容疑者を車に乗せてススキノのダンスクラブに送り届けたということです。
また3人の自宅から男性が事件当日に着用していたとみられる衣服や男性のものとみられる財布や免許証などが見つかりました。
石川 広大 記者:「ススキノ中心部の人通りの多い場所にあるホテルで男性の遺体が発見されました」
事件が起きたのは7月2日、札幌ススキノのホテルの浴室で、頭部が切断された男性の遺体が見つかりました。
男性は背後から突然刃物で首を刺され、殺害後にノコギリなど複数の刃物で首を切断されたとみられています。
DNA鑑定などで恵庭市の62歳の男性会社員と特定。ホテルなどの防犯カメラには男性と一緒に入室するスーツケースを持った女の姿が映っていました。
警察は総勢240人の捜査本部を設置するなど異例の捜査態勢が敷かれました。そして…
北海道警中央署 菊地 健司 署長:「本日被疑者2名を逮捕したので発表します」
事件発覚から約3週間。事件は動きました。
警察は瑠奈容疑者と父親の修容疑者を死体遺棄などの疑いで逮捕しました。