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まるで温泉…川の水も"真っ白" 水蒸気とともに地下鉱物噴出か 突如現れた「水柱」 農業用水の利用中止に 北海道蘭越町

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 何らかの被害が出ないか心配されます。

 後志の蘭越町で地熱発電の調査中、水蒸気が噴き出た影響で周辺の草や川が白く染まり、町は農業用水のくみ上げを中止するなど、影響が出ています。

 古川 開 記者:「突如現れた水柱です。これだけ離れていても轟音が聞こえ、辺りには硫黄の匂いが漂っています」

離れていても轟音が聞こえる

離れていても轟音が聞こえる

 低い音を立てて噴き出す水蒸気。後志の蘭越町では、6月30日も白い煙のような水蒸気が勢いよく噴出し続けています。

 29日午前11時半ごろ蘭越町湯里で東京の三井石油開発が地熱発電の調査で掘削作業中、突然、水蒸気が噴き上がりました。

突然噴出した水蒸気

突然噴出した水蒸気

 近隣住民:「びっくりした突然らしい」

 近隣住民:「こんなの初めて見た」

 水蒸気は何らかの成分を含んでいるとみられ、周辺では道路も葉も白く染まったうえ、異変は川にも…。

 古川 開 記者:「水柱付近の川に来ています。硫黄の影響でしょうか。普段透明な川が真っ白になっています」

川の水が真っ白に

川の水が真っ白に

 業者によりますと水蒸気とともに地下鉱物が噴出したため、周辺が白くなったということですが、「健康を害するレベルではない」としています。

 蘭越町では水質調査の結果が出るまで、川の水を農業用に利用するのを中止するなど影響が出始めています。

 三井石油開発 役員:「現状のご説明だけです。それと皆さんにご迷惑をかけたのでお詫びをさせていただいた」

 業者側の役員と地熱担当の部長が現地入りし、蘭越町や道などへの説明を進めていて、今後の対応について協議しています。