"デザイナー"は子どもたち!新庄監督の特注衣装手掛けた鶴田能史さんが直接指導 「医療ケア児」の自立支援でワークショップ
重い障害や病気で24時間のケアを必要とする「医療的ケア児」が、デザイナーとしてデビューを目指す自立支援の取り組みがおこなわれました。
施設職員:「いくよー、手に持つよー」「うわ~!いいねぇまこちゃんじょうず!じょうずだね!」
北海道札幌市で開かれたデザインのワークショップ。
参加したのは人工呼吸器の管理など医療的な介護が日常的に必要な「医療的ケア児」です。
重い障害のある子どもの自立支援として、札幌で初めて開催されました。
デザイナー 鶴田 たかふみさん:「みなさんがアーティストとなって一緒にファッションを商品化していく。販売されてみなさんにお給料が入る」
招かれたのは北海道日本ハムファイターズの新庄監督の特注衣装を手掛けた、デザイナー・鶴田たかふみさんです。
子どもたちのイラストを基に鶴田さんがバッグや服にデザインして販売し、その売り上げを子どもたちと分け合う仕組みです。
子どもたちは職員と一緒に色を選んでペンや絵具で紙に描き、作品を完成させました。
施設職員:「(色を)一緒に選んで、あとは芸術を爆発させてくれた感じです」
デザイナー 鶴田 たかふみさん:「描いている姿を間近で見ることによって(この子がこれを出すことによって)こういう服になったら嬉しいだろうなという物語を考えている」