新型コロナ"5類" でどうなる?【保存版】 病院の受診は? 医療費の負担は? 外出自粛の機関は? ワクチンは?
新型コロナの法律上の位置づけが今月8日から季節性インフルエンザと同じ“5類”に移行します。
市民:「何がどう変わるのかというのは、あまり把握してない」
市民:「インフルエンザと同じ扱いになる。それぐらいしか知らない。感染しなくなるわけではないので気をつけなければ」
市民:「今まで通り予防していく以外にない。変わることを特に意識していない」
市民:「待ってましたという感じでうれしい。医療費など無料だったものの負担が増えるというのは気になる」
新型コロナが「5類」になると、いったい何が変わるのでしょうか。
発熱したら…?

【病院の受診は】
法律上はどの医療機関でも受診できますが、北海道は受診を受け入れる病院を指定しホームページに掲載します。
事前に連絡し受診してください。
迷ったらかかりつけ医か、相談センター「0120-501-507」、札幌市の場合は相談窓口「#7119」などに電話してください。
検査は有料になり、抗原検査は2271円、PCR検査は3489円かかる試算となっています。
無料検査、宿泊療養施設、自宅療養セット、保健所による健康観察などの支援は終了します。
医療費はどうなる…?

【医療費の負担は?】
公費負担で無料でしたが有料となります。(治療薬は2023年9月末まで無料が決定)
新型コロナはインフルエンザ(最大4450円)と同じぐらいの医療費(最大4170円)が受診でかかると見込まれますが、コロナ治療薬が有料となると3万2470円となる試算となっています。
入院は、75歳以上・住民税課税・年収383万円までというモデルケースで、10日間入院した場合、自己負担は3万7600円となり、そのほか食事代1万3800円程度かかるとされています。
外出自粛は…?

外出自粛の期間は?
個人の判断ですが、発症の翌日から5日間、症状が軽くなってから24時間は外出を控えるよう呼び掛けられています。
札幌の幼稚園や学校では、健康チェック表が提出不要になります。
出席停止は外出自粛の目安に基づき、学級・学年閉鎖は欠席者が20%以上で5日間となります。
ワクチンは…?

【ワクチンは?】
来年3月まで無料で接種できます。
重症化リスクが高い方や医療従事者は年2回、それ以外は年1回接種できます。
感染症の専門家である北海道医療大学・塚本容子教授は「リスクが高い人は接種すべきで、それ以外の人でも後遺症の予防のため年1回は接種すべき」と話しています。