「年内に進路を決めたい」ニーズに対応 名寄市立大学が総合型選抜を全4学科へ拡大 一般選抜前期には名古屋会場も
北海道の名寄市立大学で入試制度が変わります。令和8年度に社会福祉学科と社会保育学科で導入した総合型選抜を、令和9年度から栄養学科と看護学科にも広げ、全4学科で実施します。大学側が背景として挙げているのが、道内で高まっている「年内に進学先を決めたい」という受験生のニーズです。
2学科で導入した総合型選抜を全4学科へ
名寄市立大学では、まず社会福祉学科と社会保育学科で総合型選抜を実施しました。大学によりますと、一定の受験生を確保できたことや、道内のほかの大学でも総合型選抜が実施されている状況などを踏まえ、栄養学科と看護学科でも実施することを決めました。大学側は入試をめぐる課題について、「道内で高まっている年内での進学先を決定したいという受験生のニーズをどう拾い上げるか」と、「専門職に本当になりたい受験生をどう入学まで導くか」の2つを挙げています。
総合型選抜では、一定の学力を問いながら、受験生が専門職を目指す思いや熱意も評価します。名寄市立大学では、大学が求める学生像「アドミッション・ポリシー」と受験生の人物像を照らし合わせて選考します。
大学は「評定値にとらわれず、本学の理念に共感し、専門職になりたいと強く思っている方にチャレンジしていただきたい」としています。選考では面接の配点を高くし、多面的・総合的な評価を重視します。
10月11日に試験 11月1日に合格発表
総合型選抜は10月11日に試験を行い、11月1日に合格を発表します。年内に進学先を決めることができるスケジュールです。合格発表後には入学前教育も実施します。
大学では、入学までに学んでもらいたい書籍などを提示するほか、学校推薦型選抜と総合型選抜の合格者を対象に、「入学前オリエンテーション」として学内でガイダンスなどを行います。
一般選抜前期には新たに名古屋会場
変更は総合型選抜だけではありません。一般選抜の前期日程では、新たに名古屋にも試験会場を設置します。大学側は、東海地方や西日本から受験する人の負担を軽減することに加え、志願者を確保する取り組みのひとつとして、交通の利便性なども考慮して名古屋への会場設置を決めたとしています。
大学によりますと、入試制度の改正にあたっては、受験生の不利益を避けるため2年前の公表が必要だということです。大学は、道内ですでに多くの大学が総合型選抜を実施していることや、受験生のニーズが高いことなどから、計画的に導入を決めたとしています。















