北海道大学とセコマなどがフードロス削減に向けた共同事業体を設立 食品廃棄を防ぐ「プラチナ触媒」
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"フードロス削減コンソーシアム"設立会見(9月29日)
食品の廃棄処分を減らすため、北海道大学とセコマなどが9月29日、「フードロス」削減を目的とした、新たな共同事業体を立ち上げたと発表しました。
「フードロス削減コンソーシアム」は、セコマと北海道大学、北海道科学技術総合振興センター、北海道立総合研究機構により設立されました。
フードロスの削減は、世界的な課題にもなっていて、日本の家庭から出るフードロスの60パーセントが青果物で、その量は約120万トンと推定されています。
北大が開発した「プラチナ触媒」は、野菜の鮮度を劣化させるエチレンガスを効率的に分解するもので、セコマが野菜保管庫で実証実験を行ったところ、良好な結果を得ることかできました。
コンソーシアムでは今後、北大の技術を使ったフードロス削減方法の普及啓発、情報発信に努めていきたいとしています。