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"至近距離で心配ない状況だった"市も警察も同意したクマ駆除後の免許取り消しは不当…ハンターの訴え

事件・事故 社会
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狩猟免許取り消し処分に異を唱え提訴したハンター 池上治男さん(71) (画面中央)

 行政の要請でヒグマを駆除したのに後日違法性を認定され、猟銃所持の許可取り消し処分を受けたのは不服だとして男性が提訴した問題。原告の男性は「全国のハンターに関わること」として処分の取り消しを求めています。

 5月12日札幌地裁に提訴したのは、北海道猟友会砂川支部長の池上治男さん(71)です。

 訴状などによりますと池上さんは2018年8月、砂川市からの連絡を受け砂川市宮城の沢のクマの出没現場に出動し1頭のヒグマを駆除しました。

 当時、市の担当者や砂川警察署の警察官が周辺住民に注意を促し現場で安全を確認した後、市が依頼する形で駆除しました。

 しかし池上さんはその後、弾が届く恐れのある建物の方向に撃ったとして、鳥獣保護法違反などの容疑で書類送検。不起訴にはなりましたが、同じ理由で北海道公安委員会から2019年ライフル銃の所持許可を取り消されました。

 池上さんは、ヒグマに対して約17mの至近距離で狙いを外す恐れが極めて低かったことに加え、発砲した方向にある建物は高さ約8メートルの法面の上にあり、発砲しても弾丸が建物に到達する恐れはなかったなどと主張。

 猟銃所持の許可取り消し処分を受けたのは不服だとして、北海道を相手取り処分の取り消しを求めています。

 提訴後の取材で池上さんは「砂川市では現在でもクマが出続けているのに駆除できず、市民は不安になっている。私一人の問題ではなく、全国の猟友会に関わる問題だと考え提訴した」と話しました。

 北海道公安委の事務を担う北海道警監察官室は「提訴の事実を把握しておらず、コメントは差し控える」としています。

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