【大雨被害】JR全線再開は早くて9月7日以降…運休長引き物流にも影響 雑誌の販売延期に農産物はトラックに切り替え…旅客は代行バス運行も所要時間増加 札幌ー函館間が最短でも約6時間に
8月27日の大雨の影響で、大きな被害が出たJR室蘭線。回送列車が倒木と衝突したほか、線路のいたる所で土砂が流れ込むなどして運休が続いています。
JR北海道は会見で、9月2日夕方から一部区間で運転を再開すると発表しました。
しかし、被害の大きかった静狩ー小幌駅間では約7キロの間の13か所で線路の冠水や土砂崩れなどが見つかり、少なくとも9月6日までの運転再開は難しいと明らかにしました。
「現場に行き来しづらいのが、復旧作業に時間を要している要因」(JR北海道 東川 恒也 工務部副部長)
JR北海道では24時間体制で復旧作業を進めていますが、室蘭線全線の復旧は早くとも9月7日以降になりそうです。
「札幌市内の書店では、雑誌入荷の遅れを知らせる張り紙が掲示されています」(狐野 彩人 フィールドキャスター)
札幌市と函館市を結ぶ大動脈が寸断されていることから、物流にも影響が出ています。
札幌市中央区の「紀伊國屋書店 札幌本店」では、書籍は8月28日発売の新刊から、雑誌は8月29日発売分から入荷が止まっています。再開時期は未定だということです。
「月刊の漫画雑誌が、いま書棚を見て『ない』という感じ」
「アプリで欲しい本の在庫を調べようと思ったら遅延で検索できない」(いずれも来店客)
さらに深刻なのが、タマネギなど農産物の出荷です。
ホクレン農業協同組合連合会では復旧まで長引く見通しを受け、輸送を順次トラックに切り替えていますが、全てを切り替えることは物理的に無理だといいます。
JR貨物北海道支社によりますと、運行が途切れている路線を通る貨物列車は1日17往復。あわせて最大約1万7000トンを輸送していて、まさに物流の大動脈となっています。
旅客の輸送では、8月30日から代行バスの運行が始まりました。
札幌駅と函館駅を結ぶ特急「北斗」は、11往復全ての列車が運休しています。
代行バスは東室蘭駅と長万部駅の間で、上下線で1日2本ずつ運行。また、長万部駅と函館駅の間には、代行バスに接続する臨時快速列車が運行しています。






















