【今年のコメは…?】「概算金」の大幅下落によりコメは値下がりへ_消費者が「うれしい」「助かる」と歓迎の一方、農家には衝撃「10年後どう経営しているか見通しは非常に難しい」〈北海道〉
概算金”急落”の原因は何なのでしょうか。
北海道・江別市にあるコメの卸売業者「糧とく」を訪ねました。
「倉庫に並べられている2025年産のコメ。例年以上に”コメ余り”の状況になっているということです」(水上孝一郎記者)
「糧とく」の倉庫を2025年12月と8月21日で比較すると、コメが減っているように見えますが、実際は例年の倍以上残っているといいます。
「(コメの)残り具合に関しては、率直に言って例年より多いなというのが現状。だいたい残りが百数十トンほどとなっているのが今の状況です」(糧とく 杉山広大さん)
「令和の米騒動」で政府は2025年、備蓄米を放出しました。
概算金も2025年は1.7倍以上引き上げられ、コメの販売価格は半年ほど5キロ4000円台が続きました。
そこで起きたのが、消費者の“コメ離れ”です。
需要が落ち込み、在庫が増えたことで、コメの価格は3月から徐々に下がり、現在は5キロで3200円を切っています。
「需要に応じてどんどん値段が下がっていってという流れになったのかなと感じます」(糧とく 杉山広大さん)
札幌市北区のスーパー「クーリッチ拓北店」です。
概算金が引き下げられたことで、この秋の新米価格に期待を寄せていました。
「私の考えですけど、2780円とか2880円ぐらいにプラス消費税という価格になるのではないかと考えています」(クーリッチ拓北店 高西邦明社長)
「やっぱり2000円台とか3000円ちょっとぐらいだったら、年金生活していると助かりますよね」(買い物客)
「安くなるということですよね。それはやっぱりうれしいですね。コメを選択する機会も増えると思います」(買い物客)
しかし、長期的に今後のことを考えると…
「農家さん自体が少なくなってしまうと思うんですね。そうなるとコメがこれから高くなる可能性もありますので、そういった部分を踏まえると、農家を守るということもこれから重要になってくるんだと思います」(高西邦明社長)
川添宏明さんは9月10日ごろには収穫を予定しています。
コメの概算金が大幅に引き下げられた中、新米の季節が始まろうとしています。



















