【ライフルとパソコンの二刀流】ヒグマ対策の“ガバメントハンター”に密着_夜明け前から見回り→家で休憩→市役所で報告書作成と会議→通報でクマ出没現場へ→家で休憩→箱わなのエサ補充〈北海道・北斗市〉
会議の終了間際、1本の電話が入りました。
「観光されている方ですか。道路の目の前に出てきて目が合って(クマは)そのまま山に駆け上がっていった」(農林課職員)
「一応、携帯で」(五十嵐久人係長)
「クマスプレー。銃器なし。これで」(吉田さん)
観光客からクマ出没の通報です。
すぐに現地に向かいます。
「今のところ続きはない。ただ安心はできないです」(地元のハンター)
注意喚起の看板を設置します。
これもガバメントハンターとしての仕事です。
「(Q.ガバメントハンターになってから看板設置?)そうですよね。今まで市の職員が全てやってくれていた。自分は携わっていなかった。今回こういう立場になって一緒にやる形ですね」(吉田さん)
吉田さんを採用したことで、北斗市ではクマへの対応が1時間から2時間ほど短縮できているといいます。
「市の職員は人事異動があり数年単位で(担当が)変わっていく。ハンターとの関係がなかなか築けないところがある。ハンターが横にいてくれると初動対応がかなり早くなったと実感している」(北斗市 農林課 野津功課長)
午後3時ごろ、家に帰ります。
「(Q.公務員としては早い帰宅?)そうですね。まだ日が暮れてないです。ちょっとゆっくりして、畑見回って、シカ、クマ見回ってですね」(吉田さん)
休憩をはさんで夕方は箱わなを見に行きました。
「(エサは)ちょっと減ってますけど乾燥かもしれないですね」(吉田さん)
ハチミツなどで作ったエサを補充します。
北斗市で始まったガバメントハンターの取り組み。
まだ発展途上のこの制度について吉田さんはこう思っています。
「それぞれ市町村でオリジナルがあっていい。北斗市でもいろいろな積み上げをしてこれから形づくられていく。まだまだこの先、工夫しながらやっていくことになると思いますね」(吉田さん)


















