札幌でも「内水氾濫」の懸念…札幌市の内水氾濫ハザードマップで判明した「低地」の危険性_JR桑園駅前など川から離れていても浸水リスクが高い地域も存在…いまからできる備えとは【千葉豪雨から1週間】
さらに、近年は雨の降り方も変わっています。
札幌市の下水道は、1時間35ミリの雨を排水できるよう整備が進められてきました。
整備計画が策定された1978年当時、この雨量は「10年に一度程度」と想定されていました。しかし、2010年以降、札幌では35ミリを超える激しい雨が、すでに3回観測されています。
下水道設備の見直しは簡単ではない中、私たち一人ひとりはどんな対策ができるでしょうか。
「気象の変動に追いついていないんですね。一度はハザードマップを見てもらって、自分の使う道はどのくらいの水害の可能性があるかっていうことを覚えておいて、大雨の時は使わないようにしてください」(鈴木英一さん)
川から離れた場所でも浸水被害が発生する「内水氾濫」。聞きなれない言葉ですが、洪水とは異なるリスクがあり、注意が必要です。
「内水氾濫」とは、大雨によって排水が追いつかず、下水道や側溝から水があふれ出す現象です。
川の氾濫による「洪水」とは異なり、川から離れた場所でも発生するのが特徴です。
札幌市中央区のハザードマップで比較すると、その違いは一目瞭然です。
「洪水」のハザードマップでは、川の周辺がリスクの高い場所として表示されています。JR桑園駅の周辺は川から距離があるため、洪水に対するリスクは比較的低い場所とされています。
しかし、「内水氾濫」のハザードマップを見ると状況は一変します。JR桑園駅の南側は濃い青色で表示され、0.5mから1m未満の浸水が予想されるエリアとなっています。川から遠いからといって、内水氾濫に対しては決して安心できません。
自宅や職場が川から離れていても、浸水リスクがある場合があります。各自治体が公開しているハザードマップには、洪水だけでなく内水氾濫のリスクも掲載されています。
自分の住む地域にどのようなリスクがあるのか、改めて確認することが大切です。

















