道東を拠点にDXとコミュニティで地域を変革 「Hokkaido Design Code」木村琴絵さん
9年のブランクを乗り越え――ノーコードが切り開く新たなキャリア
――結婚されてからは。
「結婚を機に退職し、9年間専業主婦として3人の子育てに没頭しました。子育てはとても楽しく、私にとって『第2の青春』のような時間でした」
――ITの世界に復帰されたきっかけは。
「元夫がサイボウズのkintoneを使ったノーコードツールの会社を起業した際、エンジニアが足りないということで声がかかり、ジョイゾーに入社しました。そこでノーコードツールと出会い、その可能性に夢中になりました」
――ノーコードの魅力は何ですか。
「お客様の目の前でシステムを動かしながら、要望に合わせて改善できる点です。『こんな入力画面ですか?』『こんなデータが必要ですか?』と確認しながら進めることで、お客様に『システム作りが楽しい』と喜んでいただけるのが大きな魅力です」
――事務員がIT人材になれる可能性について、どうお考えですか。
「世の中には多くの事務員がいますが、ノーコードツールを習得すれば、私のようにIT人材として活躍できると強く感じています。IT人材不足と言われる中で、事務職の方々がリスキリングすることで、大きな可能性が広がると信じています」
地域DXとコミュニティ創出の両輪
――地域との関わりはどのように始まったのですか。
「サイボウズが主催する地域クラウド交流会のオーガナイザーになったことがきっかけです。釧路で定期的にイベントを開催することで、故郷とのつながりを再構築できました」
――地域クラウド交流会とはどのような活動ですか。
「年齢や職業に関係なく誰もが集まり、やりたいことを語り合える緩やかなコミュニティです。毎回100人規模の参加者が集まるイベントに成長し、地域活性化の一助となっています」
――「港まちベース946BANYA」を運営されているのですね。
「はい。釧路フィッシャーマンズワーフMOOの空き店舗を借りて、地域クラウド交流会の常設拠点として『「港まちベース946BANYA』を設立しました。今では地元の方々にも愛される大切な場所になっています」
――会社を創業されたきっかけは。
「10年間で80人もの地元の起業家の方々の話を聞く中で、私自身も会社を立ち上げようと決意しました。地域の企業を地域DXと働き方改革で支援し、コミュニティ創出と経済アシストの両輪で貢献したいと考えています」













