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【札幌の除排雪がピンチ】「玄関開けて絶望」連日のドカ雪で市民悲鳴…“排雪費の高騰”や除雪オペレーター“高齢化”など課題は山積み―制度見直し&自動除雪ロボットは豪雪都市の救世主となるか<北海道>

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UHB 北海道文化放送

 世界でも類を見ない豪雪の大都市、札幌。


 連日の大雪で、市民からは「雪積もりすぎて絶望です。玄関開けて絶望です」との悲鳴も上がっています。

 そんな中、札幌の除排雪は危機的な局面を迎えていました。

“ドカ雪”に見舞われた札幌市(1月8日)

“ドカ雪”に見舞われた札幌市(1月8日)

 平年479cmもの雪が降る札幌。今シーズンは22日までに279cmと、300cmに迫るハイペースとなっています。


 例年の雪事情について、札幌市雪対策室の櫛井事業課長に話を伺うと…。

 「近年2月以降のドカ雪が増加している。厳冬期の異常高温で、雪質が激しく変化し除排雪も大変」(札幌市雪対策室 櫛井竜二事業課長)

極端な天気が続き路面状況が激しく変化

極端な天気が続き路面状況が激しく変化

 特に2026年1月は、ドカ雪と季節外れの暖かさが交互に訪れる極端な天気が続き、路面状況が激しく変化しました。


 雪質の変化が激しく、氷になっていたり、サラサラだったり、重かったりと、市民の除雪作業も困難を極めています。

排雪費用が1.5倍に

排雪費用が1.5倍に

 札幌市が抱える除排雪費の課題は深刻です。


 10年前は1km当たり約35万円だった排雪費が、人件費や燃料費の高騰で現在は約52万円と1.5倍に跳ね上がりました。

 加えて、除雪オペレーターの半数が50歳を超え、担い手不足も懸念されています。

札幌市は「パートナーシップ排雪制度」の見直しを検討

札幌市は「パートナーシップ排雪制度」の見直しを検討

 こうした状況を受け、札幌市は1992年から続く「パートナーシップ排雪制度」の見直しに着手。


 町内会費の減少や宅配需要の増加、高齢者の在宅サービス拡大など、市民ニーズの変化に対応するため、厚別区と清田区の一部で実証実験を開始しました。

 道路脇に少し雪を残しながらも、市が全域の生活道路を効率的に排雪する新方式を検討しています。

自動除雪機「ヤーボ」

自動除雪機「ヤーボ」

 また、最新技術への期待も高まっています。


 海外企業が開発した自動除雪機「Yarboヤーボ」は、スマートフォンのアプリで操作でき、積雪30センチまで対応可能。札幌の輸入代理店が今月から国内販売を開始。

 スケジュール設定すれば自動で除雪し、充電が切れると自動で充電スペースに戻ります。

 価格は約181万円で、欧米では既に1万台以上が販売されています。

「遠赤融雪装置 TOKERUMO」

「遠赤融雪装置 TOKERUMO」

 さらに、遠赤外線で上から雪を溶かす融雪装置も注目を集めています。


 遠赤融雪装置「TOKERUMO」は降雪センサー付きで、必要な場所と時間だけ稼働するため、コスト削減が期待できます。

 物価高と人手不足という二つの課題を抱える札幌。今後の除排雪への取り組みが注目されます。


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