【レバンガ北海道】“大モーイング”が後押し 富永&市場が終盤に連続ビッグショット ホーム11連勝、年内最終戦を白星締め 市場はシュート成功率100%
B1第17節GAME2、レバンガ北海道は北海きたえーるで京都ハンナリーズと対戦し、99-92で勝利しました。年内ラストマッチを白星で締め、今季ホーム11連勝を飾りました。
試合序盤は、ドワイト・ラモス選手のレイアップ、市場脩斗選手の3ポイント2本などで主導権を握りかけたものの、残り2分から追い上げられました。終了直前にブザービーターを許し、25-26と逆転されて第1クォーターを終えました。第2クォーターも一進一退の展開が続き、リードを奪い切れないまま前半を終え、47-49の2点ビハインドで折り返しました。
後半に入ると、富永啓生選手の3ポイントと市場脩斗選手の連続得点で流れをつかみ、68-59と一時9点差まで広げました。しかし京都も粘り強く反撃。第3クォーター終盤に菊地広人選手が3ポイントを沈め、71-70と1点リードで最終クォーターに入りました。
勝負の第4クォーターも緊迫した展開が続きました。残り2分13秒、89-90の場面でケビン・ジョーンズ選手のスティールから富永選手がレイアップを決め、91-90と逆転に成功しました。さらに残り1分9秒、ラモス選手のファウルで京都にフリースローが与えられると、富永選手が会場を盛り上げ、ブーイングならぬ“大モーイング”(牛の鳴き声が流れ、観客が『モー!』と声を上げてプレッシャーをかける)が起こります。京都のヒース選手はフリースロー2本を外し、京都の流れを断ち切りました。富永選手はこの場面について、「ファンの皆さんと一体となって“外れてほしい”と願っていた」と振り返り、後押しへの感謝を口にしました。
残り53秒には、その富永選手が値千金の3ポイントを沈めて94-90としました。京都に2点を返され94-92となった残り21秒、市場選手が勝負を決める3ポイントを成功させました。「3ポイントが入っていたので、インサイドからパスが来たら打つと決めていた」と迷いなく放ったシュートをリングに沈め、勝利を決定づけました。最後はラモス選手がフリースローで加点し、99-92で勝利しました。市場選手はこの試合、3ポイント4/4、2ポイント1/1、フリースローも1/1と、シュート成功率100%を記録しました。
トーステン・ロイブルヘッドコーチは、「チームとして、しっかりステップアップし、決めるべきシュートを決めて勝てた。本当に誇りに思います」とコメント。市場選手についても「終盤の競った場面で持ち味を出してくれる。ビッグプレーを起こせる何かを持っている選手で、競っている場面に彼にコートに立ってほしい気持ちがある」と高く評価しました。
レバンガ北海道は次節、1月3日からアウェイで川崎ブレイブサンダースと対戦します。


















