【知床遊覧船事故_第3回公判】「KAZU1」元船長が証言「桂田被告は船のことも海のことも分かっていない」欠航が決まると「どうして船を出さないんだ」〈北海道〉
北海道知床沖で遊覧船が沈没し業務上過失致死の罪に問われている運航会社社長の3回目の裁判が12月24日に開かれ、KAZU1の元船長が証言しました。
薄いグレーのスーツとマスク姿で釧路地裁に入廷した「知床遊覧船」社長の桂田精一被告。
2022年4月、知床沖で悪天候が予想される中、遊覧船「KAZU1」を出港させ乗客乗員を死亡させた罪などに問われています。
この事故で20人が死亡、6人の行方が分かっていません。
これまでの裁判で桂田被告は「私には罪が成立するかわかりません」と述べ、被告側は無罪を主張しています。
12月24日に開かれた3回目の裁判では、2020年までKAZU1の船長をしていた男性が桂田被告は「船のことも海のことも分かっていないと思う」と証言しました。
男性はまた、海が荒れて欠航を決めると「『どうして船を出さないんだ、と桂田被告から言われることがあった』と別の甲板員から聞いた」と述べました。
次回の裁判は2016年1月21日に開かれ、3人の証人尋問が予定されています。



















