「きもい」「死ね」に加えSNSにからかう写真投稿…道立高校の生徒が自殺した“いじめ重大事態”を道教委の第三者機関などが調査_「事実解明された」として再調査しない決定…当時の担任「調査協力する必要ない」
2020年、道立高校の生徒がいじめを苦に自殺した問題で、北海道は再調査をしないことを決めました。
この問題は、道立高校の生徒が同じ学校の生徒から「きもい」「死ね」などと言われた上、SNSにからかうような写真を投稿されたことを苦に、2020年に自殺しました。
いじめ防止対策推進法に基づく「いじめ重大事態」として、北海道教育委員会の第三者機関などが調査していましたが、北海道は12月15日、「事実が解明された」とし、再調査しないことを決めました。
この問題では、当時の担任が加害生徒に対し、「調査に協力する必要はない」などと伝えていたことも問題になっていました。
「加害生徒を追い詰める可能性があるため、事情聴取は時期尚早と判断した。適切ではなかった」(北海道総務部 白鳥慶一郎 学務調整担当課長)
遺族も再調査は望まない方針で「反省点を踏まえた上で、再発防止に生かしてほしい」としています。


















