<ゴーカート暴走で2歳男児死亡>事故から3年…法廷で語られた父と母の悲痛の想い…函館地裁で初弁論―遺族は1億3000万円の損害賠償求め、主催者側は請求棄却求める方針<北海道>
道南の森町で3年前、ゴーカートが見物客に突っ込み男の子が死亡した事故で、遺族がイベント主催者などに損害賠償を求めた裁判の初弁論が、12月9日、函館地裁で行われました。
「さっきまでパパと甘えてきた息子が、まだ2歳の息子が助からない?」(父親)
法廷で語られた父親の悲しみ。
この裁判は、2022年、森町のイベント会場でゴーカートがコースを外れて見物客に突っ込み当時2歳の男の子が死亡した事故で、遺族が主催者などに対し安全配慮義務違反による過失があったとして約1億3000万円の損害賠償を求めているものです。
9日の初弁論で、男の子の両親が意見陳述を行いました。
「息子が初めて寝返りをうった日や『ママ』と呼んでくれた日々は私の宝物でした」
「もし息子が生きていたら 今年は七五三のお祝いをしている予定でした」(母親)
「2年と3か月という時間は長いですか?短いですか?息子の人生はその時間しかありませんでした」(父親)
一方、会社側は請求の棄却を求める方針です。
次回の裁判は2026年2月12日に非公開で行われる見通しです。


















