【原則マイナ保険証スタート】初日の病院を見てみると…利用者は約3割どまり?「便利」「様子見してる」_当面は“期限切れの健康保険証&資格確認書”でOK『いったん10割負担』にも注意〈北海道〉
「インフルエンザの流行と重なって多くの患者が来ている中での保険確認作業が続いています」(小出昌範ディレクター)
12月2日から保険証は原則「マイナ保険証」に切り替えです。
札幌市白石区の病院ではさっそくマイナ保険証を提示する人がいました。
「私は便利だと思っている」(持っている人)
一方で、大半の人はカードリーダーを使わず直接窓口へ行きます。
いまは対応してくれる期限切れの健康保険証や資格確認書で手続きをしていました。
「間違いがあっても困るなという気持ちの方が強いので今のところ(マイナ保険証を)作る予定はない」
「様子を見ています。個人情報とかいろいろ考えるところがあって」(いずれも持っていない人)
「(案内が)個人宛てにきていないので知らない人が多い」(勤医協札幌病院 五味川卓医事課長)
資格確認書は自治体や健康保険組合などが発行したもので最大5年。
期限切れの健康保険証も2026年3月までは使えるため、急がない人が多いようです。
現場からは完全移行に向け課題を指摘する声があがっています。
「2度くらいシステム障害の不具合で保険情報が確認できずにトラブルがあった。問い合わせ先のコールセンターもあるがなかなか電話が繋がらない状況になっているのでそこが課題と思う」(五味川さん)
全国保険医団体連合会の調査では、全国ではマイナ保険証のトラブルで「いったん10割負担」となるケースが増えていると言います。
今年8月以降、少なくとも約3400件で、前年の調査から2000件以上増え、倍以上になっています。
どのようなケースがあるのか、いずれも初診の場合が基本ですが3つの事例が考えられます。






















