積み上がるホタテ!こんな時こそPR!噛めば噛むほど甘味溢れる「帆立豪快丼」が破格の安さで_中国の輸入停止などで苦境のホタテ漁師が" 5年もの"極上ホタテを札幌で直接提供〈猿払村〉
物価高や異常気象に見舞われる中、中国の日本産水産物の輸入停止。
北海道の水産業への影響が心配されるなか、北海道北部の猿払村の漁師たちが、地元の特産品PRのため、立ち上がりました。
札幌市のシハチ鮮魚店では、このホタテをお得に食べられるイベントが11月29日から始まりました。
オホーツクの猿払村。
水揚げ量日本一のホタテの村です。
通常は3年ほどで出荷されるホタテですが、猿払村ではオホーツク海で約5年間かけて育成していて、肉厚な身と甘味が特徴です。
この自慢のホタテも今、厳しい逆風に見舞われています。
物価高や異常気象の影響で今後の不安が高まっていた中、10月、高市総理の台湾有事を巡る発言を受け、中国政府が日本産水産物の輸入を再び停止しました。
「正直僕たちもどうなるかわからないっていうのが本音です」 「僕たち漁師としてはもどかしい気持ちもあるのですが、一番は地元の人に食べておいしいって言ってもらいたいので活動は続けていきたい」(猿払村漁協青年部 伊藤大智さん)
こんな時こそ改めて北海道民にホタテのおいしさを伝えたいと、猿払村の若手漁師たちが自慢のホタテを直接提供するイベントを札幌市内の鮮魚店で開きました。
ホタテをさばくのも、商品を提供するのも、カッパを着たホタテ漁師たちです。
「おまたせしました『帆立豪快丼』です!」
「わ~名前の通り豪快ですね!バラの花のように、ホタテが丼の上で花を咲かせています」「ん~甘い!噛めば噛むほど幸せな甘みが広がりますね」(八木隆太郎フィールドキャスター)
この他にも猿払名物のホタテを使った様々な料理をイベント限定で販売。
シハチ鮮魚店の協力もあり、破格の値段で提供しています。
「おいしい~」
「この方たちが獲ったものを食べられるという感謝の気持ちもでてくる」
「中国の方以外にも食べてもらってピンチをチャンスに変えていただきたい」(いずれも客)
「普段獲ることが仕事なんですけどその先にあるお客さんの顔だったり、おいしいって言ってもらって、おいしいって言ってもらって来年の仕事につなげてもらえるモチベーションになれば」(伊藤さん)
猿払村の特産ホタテをおいしくお得に楽しめるこのイベント。
今週末にも開催されます。

























