【爆弾低気圧が北海道に直撃】えりも岬で49.1メートル…観測史上一番の猛烈な風_各地で暴風被害相次ぐ『JR』は93本が運休“ 夜にかけて”暴風・大雨・高潮・高波に警戒を!〈北海道〉
11月1日の道内は、急速に発達する低気圧の影響で、急激に雨と風が強まっています。
これまでに観測された最大瞬間風速は、えりも岬で49.1メートルと統計開始以来一番の猛烈な風が吹いたほか、根室市で32.9メートル、釧路市で30.7メートルなど今年一番の暴風となっています。
釧路市では看板が飛んだほか、日高の様似町では、倒木で建物の窓ガラスが割れたり、車が横転したりするなど、太平洋側を中心に暴風の被害が相次いでいます。
また、北海道電力によりますと1日午後0時15分現在、様似町で約1400戸で停電が発生するなど、道内約2200戸で停電が発生しています。
局地的な大雨になっていて、24時間降水量は北斗市と函館市川汲で100ミリを超えています。
函館市には土砂災害警戒情報が発表されるなど、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の氾濫に警戒が必要です。
午後は低気圧が道東へ進む予想で、釧路地方と根室地方は高潮が発生する恐れがあります。夕方にかけて低い土地の浸水に厳重な警戒が必要です。
この大荒れの天気で、JR北海道は、道東の路線を中心に運転を見合わせていて、特急20本を含む93本が運休しています。(午後1時現在)
【運転見合わせ】
石勝線・根室線
新夕張~帯広駅間 上下線:午前8時30分頃から午後6時30分頃まで
帯広~釧路駅間 上下線:始発から午後6時頃まで
釧路~根室駅間 上下線:午前8時頃から終日
釧網線
釧路~網走駅間 上下線:午前8時30分頃から午後7時頃まで
【1日に予想される最大瞬間風速】
日本海側北部・太平洋側東部・オホーツク海側
陸上・海上35メートル
太平洋側西部
陸上35メートル 海上40メートル
日本海側南部
陸上・海上30メートル
【予想される24時間降水量(~2日午前6時)】
太平洋側 120ミリ
日本海側・オホーツク海側 100ミリ
釧路と根室地方では、夕方にかけて高潮に警戒するとともに、道内は夜遅くにかけて暴風・大雨・高波に警戒が必要です。

















