【北海道の天気 23日(木)】石狩湾周辺に“小さいながらもパワフル低気圧”あすは札幌~小樽周辺も突然の雨や雪に注意
(菅井貴子気象予報士が解説 午後6時40分現在)
◆あす24日(金)の天気
日本海に規模の小さな低気圧が発生し、
活発な雨雲(雪雲)を伴い南下します。
留萌、石狩、後志地方は、一時的に天気が崩れ、
雨や雪が降るでしょう。
札幌から小樽周辺も、にわか雨にご注意下さい。
札幌中央区で、雪が混じる可能性もあり、初雪観測となるかもしれません。
オホーツク海側も、通り雨(雪)がありそうです。
平地で積もることはありませんが、夜間の路面凍結には気を付けて下さい。
◆札幌の10日間予報 24日(金)~11月2日(日)
上空5000メートル付近に―36℃以下の寒気が流れ込んできます。
札幌では10月として記録的な強さです。
大気の状態が不安定で、天気が大きく崩れ、
中央区でも勢いよく湿り雪が降る時間があるほか、
南区の山沿いでは、雪かきが必要なほどの積雪となるかもしれません。
来週後半は、寒気が抜け寒さが緩みそうです。
最高気温は15℃前後まで上がり、まだ秋を楽しむことができそうです。
この先は、気温変化が激しくなりますので、
洋服選びなども、最新の予報に気を付けて参考にして下さい。
◆全道の週間予報 24日(金)~30日(木)
・25日(土)
留萌中部、南部、上川北部は、にわか雨の所がありますが、
全道的に、秋晴れの空が広がり、寒さも緩むでしょう。
紅葉が見ごろを迎えていますが、見物にも良さそうです。
・26日(日)
低気圧が通過するため、全道的に天気が崩れそうです。
午後は広範囲で雨が降り、
胆振、日高、十勝地方は多い所で50ミリです。
地盤が緩む所があったり、小さな川は増水しますので、ご注意下さい。
・来週前半
上空に真冬並みの寒気が流れ込むため、
全道で暴風や高波に警戒レベルです。
道北は吹雪で、平地でも積雪となるでしょう。
層雲峡周辺は、降雪量が30センチ前後で、除雪が必要となりそうです。