雪道の”くぼみ”防止へ「マンホールの中ぶた」設置進む_2025年度は約1万6000か所に設置予定_市担当者は「車も走りやすくなり、効果は絶大」〈札幌市〉
本格的な冬が来る前に札幌市が熱を通しにくいマンホールの中ぶたの設置を進めています。
下水管に暖かい生活排水が流れる場所では、マンホールの部分の雪が解けてくぼみになり、運転などが危険になります。
2016年の大雪で市民から苦情が相次いだため札幌市はその翌年以降、毎年1万か所以上のマンホールに熱を通しにくい中ぶたを設置しています。
中ぶたは発泡ポリエチレン製で合わせて6種類。
2025年度も3億円近い事業費を計上し、本格的な冬が来る前に作業を急いでいます。
「歩きやすく車も走りやすくなっている。効果は絶大だと考えている」(札幌市下水道河川局 染矢洋 管路保全課長)
2025年度は雪が積もる前に約1万6000か所に設置する予定で、2026年度中には予定した札幌市内すべての場所で設置が終わる見通しです。