知床横断道路まもなく冬期通行規制へ_10月24日から夜間通行止め_11月4日から全面通行止めとなる予定<北海道・羅臼町・斜里町>
世界自然遺産・知床半島を横断する知床横断道路(国道334号)が路面凍結の恐れがあるため、10月24日から段階的に冬期の通行規制に入ります。
通行規制の対象区間は、羅臼町湯ノ沢から斜里町岩尾別までの約24キロです。
10月24日から11月3日までは、午後5時から翌朝9時まで夜間通行止めとなります。
11月4日午後5時からは、来年4月下旬まで終日全面通行止めとなる予定です。
標高約740メートルの知床峠は、斜里町や羅臼町の市街地と比べて気温が4~5度低く、天候も変わりやすい厳しい環境にあります。特に11月初旬は、日中の気温が上昇しても最低気温は氷点下となることが多く、橋や覆道、日陰部分などで路面の凍結と融解を繰り返す危険な状態となります。羅臼側は急勾配となっており、道路条件も厳しい状況です。
知床峠では例年3~5メートルの積雪があり、全面通行止め期間中は、積雪による道路施設の損傷を防ぐため、道路標識やカーブミラー、ガードケーブルなどの撤去・緩め作業を実施します。
迂回路は、国道335号から国道244号を経由する根北峠ルートで、距離は約140キロとなります。
気温低下時には規制日時外でも通行規制を行う場合があるため、最新の道路情報を確認してから通行するよう呼びかけています。道路情報は「北海道地区道路情報」のウェブサイトや、網走開発建設部の公式X(旧ツイッター)で確認できます。