【緊迫の現場】札幌市の住宅街でクマ1頭を駆除＿警職法によりハンターが2発発砲＿体長75センチ・0歳のとみられる「白っぽい毛の子グマ」＜北海道＞

UHB 北海道文化放送

　クマの目撃が相次ぐ札幌市で10月16日午後、住宅街に出没したクマ1頭が駆除されました。

　札幌市中央区円山西町の住宅街の近くでは、朝からクマが目撃され「白っぽい毛の子グマ」の姿が撮影されていました。

　午後2時ごろから再び目撃情報が相次ぎ、ハンターが出動。

　午後3時30分ごろ、警察官職務執行法に基づきハンターが2発発砲し、1頭が駆除されました。

　体長75センチ、0歳の子グマとみられています。

　目撃者によりますと、このクマは公園や街路樹などでよく見られるイチイの木になる道内ではオンコと呼ばれる実を食べていました。

駆除されたとみられるクマ（提供：札幌市）

　札幌市の担当者によりますと「今年生まれの子グマのサイズ感で、何らかの理由で1頭になってしまい、この辺りをうろついていたのではないか」ということです。

　付近の住民は「朝クマの通報を聞いて登校中の息子を急遽車で迎えに行った。学校が臨時休校になるなど朝から慌しかったので駆除されたと聞いて少しホッとした。」と話しています。
　また別の住人の女性は「駆除されたのは子グマと聞いたので、親熊が追いかけてきてまた現れるのではないかとまだ心配が残る」と話しています。