【ヒグマ速報】札幌の住宅街で北方向へと残る約10センチの足跡―付近小中学校が臨時休校〈クマが近くに潜んでいる可能性も…茂みを避けるなど市が注意呼びかけ〉「体長1メートルぐらい」クマ1頭の行方は_北海道
10月8日未明、札幌市西区の住宅街でクマが目撃され、学校が臨時休校するなど市民生活に影響が出ています。
「未明にクマが目撃された現場近くの札幌市西区西野の道道124号、北一条宮の沢通です。周辺には薬局やスーパーなどがあり、車通りが多くなっています。クマはこの道路を南から北に横断し、住宅街の奥へと立ち去ったということです」(吉村直人記者)
8日午前0時ごろ、「体長1メートルぐらいのクマ1頭が住宅街の中に入っていった」と、付近を車で走行していたドライバーから警察に通報がありました。
これを受け、近くの小学校と中学校は安全が確保できていないことから臨時休校となりました。
「散歩できなくなる。外に出られなくなると思った」
「車が多いので、(クマが)『ここまでは』って本当に思っていた」
「実際にそこまで現実味を今まで感じていなかった」(いずれも現場近くの住民)
西区では、クマの出没が相次いでいます。
9月26日に公園で、男性がクマに襲われケガ。10月2日には現場近くの宮丘公園で中学生がクマを目撃し、市は周辺の公園を17日まで閉鎖していました。
「クマは住宅街に入りました。所有者の方の許可を得て中継していますが、ここでクマのものとみられる足跡が見つかりました。私の手と比べますとこれぐらいの大きさで、約10センチほど。市がこちらを調査し、クマの可能性が高いと話していました。今のところ、新たなクマの情報はありませんが、札幌市はクマが近くに潜んでいる可能性もあるため、茂みを避けるなど注意を呼び掛けています」(吉村記者)