みやぶれ!国勢調査詐欺…迫る回答期限―北海道内では不審なメールが相次ぐ「メールで回答を」も「記念品贈呈」もウソ!添付URLで個人情報とられるリスク
「重要。2025年国勢調査へのご協力のお願い。オンラインで回答を完了された方には感謝の気持ちとしてオリジナル記念品を進呈いたします」
これは9月、道内在住者に届いた総務省統計局をかたる国勢調査のお願いのメール。
流ちょうな言葉が並びますが、これはニセのメールです。
そもそも国勢調査とは5年に1度、国内に住むすべての人を対象に人口や世帯数などを把握するために行なわれる統計調査です。
警察によりますと、道内では9月中旬から国勢調査を装った不審なメールが相次いで確認されました。
現在のところ、被害は確認されていませんが、メールに添付されているURLをクリックすると、個人情報がとられるリスクなどがあるということです。
「クリックすると偽サイトに誘導されてそこで個人情報、それから口座情報などの入力を求められる」(道警生活安全部生活安全企画課 西中智則さん)
相次ぐ不審なメール。
本物と偽物を見分けるポイントはあるのでしょうか。
「国勢調査はメールでやっていません。身分証を携帯した訪問員がご家庭に直接訪問する。もしくは(郵送のほか)自身のスマートフォンやパソコンで行なう」(西中さん)
さらに、先ほどのメールにある記念品は存在しません。
「こちらの方に特典についてオリジナル記念品を進呈すると書いてありますが、国勢調査でオリジナル記念品を進呈するという事実はございません」(西中さん)
Qじゃあそういう文字があれば疑う必要があると
「そうです」(西中さん)
さらに、先ほどのメールの回答期限は9月となっていますが、実際には10月8日までです。
もし不審な連絡があれば最寄りの市区町村に連絡するか、警察相談専用電話「#9110」に相談してください。