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ペンギン「シベチャ」が繋ぐ縁―AOAO SAPPOROと標茶町、絶滅危惧種保全と地域活性化へ包括連携協定を締結

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6月に誕生した「シベチャ」

6月に誕生した「シベチャ」

 札幌の都市型水族館「AOAO SAPPORO」と、北海道標茶町は、絶滅危惧種保全と地域の持続可能な発展を目指し、包括連携協定を締結しました。この連携は、今年6月に誕生したキタイワトビペンギン「シベチャ」と、標茶町の天然記念物である「キタサンショウウオ」の保全活動がきっかけとなり実現したものです。


 9月29日(月)に執り行われた締結式には、標茶町の佐藤吉彦町長とAOAO SAPPOROの山内將生館長らが出席しました。協定締結の背景には「シベチャ」の誕生と、釧路湿原周辺に生息し環境省レッドリストで絶滅危惧IB類に指定され、標茶町の天然記念物でもある「キタサンショウウオ」の保全に関する協力があります。

 AOAO SAPPOROは、今年4月に標茶町を訪問し、キタサンショウウオの個体数回復を目指して生息域調査や卵嚢採取を実施しており、孵化・育成された幼体は館内で展示され、多くの来館者がその成長を見守ってきました。

標茶町の佐藤吉彦町長(左)とAOAO SAPPOROの山内將生館長(右)

標茶町の佐藤吉彦町長(左)とAOAO SAPPOROの山内將生館長(右)

 本協定の目的は、キタサンショウウオをはじめとする地域資源の活用、地域課題の解決、観光振興、そして地域活性化を目的としており、AOAO SAPPOROの持つ展示・教育ノウハウと、標茶町の豊かな自然・文化が融合することで、新たな価値の創出が期待されています。


 この連携は、絶滅危惧種の保全という課題に対し、地域レベルで具体的な行動を起こすモデルケースとなることが見込まれ、ペンギン「シベチャ」が繋いだこの縁が、標茶町の豊かな自然とそこに息づく命、そして地域の未来にどのような影響をもたらすのか、今後の展開が注目されます。 

 佐藤町長は「今回の協定によってより専門性のある魅力を備えたパートナーと提携出来たことの意味は大変大きい。本町が持つ素晴自然環境を次世代に繋ぐために多岐にわたる分野で連携を進めていきたい」と述べました。

 また、山内館長は、「『シベチャ』の元気でダイナミックな動きが標茶の雄大な自然と重なり、『チャ』という響きがお客様にとても好評です」と話し、「北海道の皆様と一緒にアイデアを出し合いながら、過去と未来、地方と都市をつなぐ感動と発見のコミュニティ水族館として育んでいくことに力を注いで参ります」と抱負を語りました。


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