【クマ駆除に苦情殺到】「なぜ殺したんだ」「世界自然遺産を返還すべき」「子グマは殺す必要がないんじゃないか」30分超の電話や長文メール…羅臼岳で男性襲撃した親子グマ3頭の駆除めぐり町に苦情〈北海道〉
「なぜ殺したんだ!かわいそう」「子グマは殺す必要がないんじゃないか」「世界自然遺産の登録を返還すべきだ」(町に寄せられた苦情)
8月14日、斜里町の羅臼岳で登山していた26歳の男性がクマに襲われ死亡した事故。その後、遺体発見現場の周辺にいた親子グマ3頭が駆除されました。
斜里町によりますと、18日までに役場に電話やメールで約50件、苦情や意見が寄せられていることがわかりました。
7割は本州からで、否定的な内容が大半を占めています。
一方で、自治体を擁護する声も届いています。
「人を食べたんだから殺されて当然だ」「町に苦情が行くのは納得いかない」(町に寄せられた意見)
苦情や意見は斜里町の隣、羅臼町にも山の名前から勘違いをした人から15件ほど寄せられているといいます。
どちらの自治体にも30分を超える電話や、A4用紙2枚分のメールを送り持論を語る人もいて、業務に支障が出ているということです。
2つの町は「人を襲ったクマを駆除することを理解してほしい」としています。