【北海道新幹線の札幌延伸】「工期短縮と開業時期の早期提示を」札幌の経済界から要望あがる＿トンネル工事の進捗率は86％に…鉄道・運輸機構「最大限努力する」現状は2030年度末から“2038年度末以降”に

　開業が遅れている北海道新幹線の札幌延伸をめぐり、札幌の経済界が開業時期を早期に提示するよう求めました。

開業が遅れている北海道新幹線の札幌延伸

　「工期短縮と開業時期の早期提示を求めていく」（札幌商工会議所 岩田圭剛会頭）

　札幌圏の自治体や経済界が、北海道新幹線の札幌延伸を話し合う総会で開業時期の早期提示を求める声がでました。

掘削の進捗率は86パーセント

　建設を進める鉄道・運輸機構はトンネル工事について掘削の進捗率を86パーセントと報告しました。

　「難しい社会状況下での工事となりますが、引き続き一日も早い完成・開業を目指して最大限努力してまいります」（鉄道・運輸機構 都築保勇局長）

　札幌延伸は、トンネル工事が難航し、当初の2030年度末から遅れ、38年度末以降となる見通しです。