【陸上】世界選手権マラソン代表・吉田祐也がハーフ自己ベスト 松田瑞生は初優勝“北海道の方の声援で逆に自分がパワーをもらえた”小林香菜・前田穂南も出場…2025函館マラソン
2025函館マラソンは6月29日、函館市千代台公園競技場発着でフルマラソン、ハーフマラソンが行われました。
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今年9月に東京で開催する世界選手権のマラソン代表、吉田祐也選手(GMOインターネットグループ)や近藤亮太選手(三菱重工)小山直城選手(Honda)さらに、女子マラソン代表の小林香菜選手(大塚製薬)らが出場し、豪華メンバーが揃いました。
男子ハーフマラソンは創価大学のスティーブン・ムチーニ選手が1時間1分8秒でトップ。昨年、同じく創価大学の吉田響選手が出した大会記録を37秒更新し、大会新記録で優勝を飾りました。そして、吉田祐也選手が1時間1分23秒の自己ベストで2位、駒澤大学の主将、山川拓馬選手が1時間1分25秒の3位でフィニッシュしました。
◇スティーブン・ムチーニ選手
「レース内容、天候も良くてハーフマラソンは初めてでしたが内容は良かった。」
また、近藤亮太選手が1時間3分25秒、小山直城選手は1時間6分16秒、川内優輝選手(あいおいニッセイ同和損保)は1時間6分28秒で函館の街を駆け抜けました。
女子ハーフマラソンは2022、23年世界選手権マラソン日本代表の松田瑞生選手(ダイハツ)が1時間9分48秒で初優勝を飾りました。2位、3位は天満屋勢で、吉薗栞選手が1時間10分17秒で2位。3位は西村美月選手、1時間10分26秒でフィニッシュしました。
◇松田瑞生選手
ーーレースの振り返り
「最低ラインをクリアすることができず悔しい結果となりました。1時間8分台が最低ラインと言われていたのでそれがクリアできず…勝ち切るレースというのは久しぶりだったので優勝というのはすごく嬉しい気持ちです」
ーースピードを意識したレース
「9月にハーフマラソンをもう一本走るんですけど、それに向けての1本、スピードのあるレースが入れられたらということで函館ハーフを選びました。」
ーー今後の目標
「来年1月の大阪国際マラソンに向けて全てスケジュールを組んでいるのでその為だけに一生懸命頑張っている所です」
ーー函館の沿道からも声援が大きかったのでは
「北海道に来てこんなに“松田さん!”と応援してもらえるのだなと思って、私の知名度はここまで広がっているのかと思って…自分で言うのもなんですけど(笑)。空港でもホテルでもどこでも声をかけていただいて、もっともっと自分が頑張って良い所を見せられたらと思う。逆に自分がパワーをもらえた」
さらに9月の世界選手権マラソン代表の小林香菜選手(大塚製薬)は1時間11分37秒で5位、マラソン日本記録保持者で2022年大会で優勝した前田穂南選手(天満屋)は1時間11分54秒で6位でした。
◇小林香菜選手
ーー9月の世界選手権に向けて、現在地は
「すごく良いという訳では正直ないです。ここからしっかり2ヵ月練習を積んで、上げていければ良いかなと思っています。」
ーー暑さについて
「まだ弱点ですし、どちらかというと、測定結果としてそこまで弱い方ではないということですけど、暑いと気持ちが切れてしまうことが多い。そこは弱点です。」