「ボートレースにのめり込んで」保護者から預かった給食費やバス代…約287万円を横領―事務職員(26)“懲戒免職処分”〈北海道教育委員会〉
保護者から預かった給食費など約287万円を横領したとして、北海道旭川市にある神居東中学校の男性事務職員(26)が6月12日付で、懲戒免職処分となりました。ボートレースの舟券を買うためでした。
北海道教育委員会によりますと、2023年11月からことし3月の間、保護者から徴収した経費「私費会計」から、横領しました。
男性職員は学校の口座から給食費や部活動費などを振り分ける役割を担当。現金を17回にわたってひき出しました。
さらに、部活動のバス代のほか、保護者から給食費などとして預かっていた現金にも手をつけました。
3月、私費会計の口座を管理する別の職員から「口座の残高が少ない」と教頭に報告。男性職員に確認したところ、横領を認めました。
年に2回行われる会計検査では、通帳の提出を求められていましたが拒否していました。
男性職員は「ボートレースを始めてのめり込んでしまった」と話しています。
学校側は弁済されたとして、被害届を出さない考えです。