北の繁華街“ススキノ”でホテルレボリューション_人気カフェに珍しいサウナ「奇をてらった”こだわり”ホテル」が続々オープン…そのワケは?〈北海道札幌市〉
ビジネスホテルには珍しく、専用ラウンジでビールやスイーツなどが食べ飲み放題。
さらにサウナと銭湯のプロデューサーが、共同で設計した究極の温浴施設が人気を呼び地元客の利用も多く、満室の日もあるといいます。
また2026年7月オープンの「ランドーホテル札幌ヘリテージ」はダンスクラブ、キングムーの跡地に建設中です。
キングムーの内装を一部再利用し、ススキノや札幌の歴史を表現したホテルに仕上がる予定です。
いま、なぜススキノに「こだわりホテル」が誕生しているのでしょうか。
専門家は…。
「旅行者にとってススキノというのは非常に大きな魅力がある。北海道のグルメ全体、夜ススキノに行けば全部楽しめてしまう。ススキノにホテルがあるとより安心。訪日外国人旅行者のニーズというのも捉えている」
「差別化ですね。より際立った奇をてらったホテルというかですね。個性的なホテルを出さないと勝てない。ススキノエリアは、個性的なホテルを出しても、それが馴染んでしまうというような雰囲気も」(いずれもホテル評論家 瀧澤信秋さん)
7月開業の「FAV LUX 札幌すすきの」もホテル激戦区ススキノで差別化を意識しています。
「札幌・ススキノは食の体験が充実したエリア。夜の食事は外で、中ではリラックスもかねて大浴場サウナを楽しんでいただければ」(霞ヶ関キャピタル 河村祐貴子さん)
ホテルのサービス競争がススキノの新たな魅力を生み出していきそうです。