【札幌のジンギスカン店で大爆発】カセット式のガスボンベ『熱を帯びると危険』爆発火災につながるリスク増大!居酒屋のドアが吹き飛ぶなど札幌では過去10年で76件の事故が発生…適切な使用・保存方法とは
5月19日、札幌ススキノのジンギスカン店で爆発があり、従業員など男女4人がケガをしました。
原因は、炭の近くにあったカセット式のガスボンベが熱で爆発したためとみられています。
札幌市消防局によりますと、ガスボンベやスプレー缶が原因となる火災は、2024年までの過去10年では76件も起きています。
2024年1月5日には、札幌市中央区南5条西4丁目の居酒屋のキッチンで爆発があり、衝撃でドアが吹き飛ぶ事故がありました。
当時、魚をあぶるオーブンの上にガスボンベが置かれていて、熱が加わったことで爆発したとみられています。この爆発で10代から40代の従業員3人がやけどをして搬送されました。
ガスボンベを加熱することの危険性がわかる映像があります。
これは製品評価技術基盤機構、NITE(ナイト)が公開している映像です。
カセットコンロに思うように火がつかず、温めようとボンベをストーブの前に置くと…
ガスが膨張しボンベが爆発、そのガスに引火しました。
コンロや電磁調理器、ストーブなど熱くなる場所には、ガスボンベを置いてはいけません。
体に当たれば、大けがにつながる威力です。
バーベキューや鍋料理だけでなく、災害対策も兼ねてガスボンベを保管している家庭も多いと思いますが、改めて適切な使用方法を知るとともに、保管場所が安全かどうか確認することが必要です。