【ニセ警察官の詐欺相次ぐ】全財産31万円をだまし取られた新入社員も…「携帯電話に対し信号検査を行います」犯人から電話収録の音声データには「ビデオ通話」でニセの警察手帳を見せようとするやりとりも
「かなり焦っていた。パニック状態だったので。「これからどうしよう」みたいな絶望感だったり不安」 (20代の男性)
相次ぐニセ警察官の詐欺電話では、手口に共通点があります。
◆ビデオ通話の使用
「LINEのビデオ通話って機能ありますよね?」(犯人)
「はい」(40代の男性)
「そちらの機能を使いまして、簡単にご挨拶と本人確認をさせていただきます」(犯人)
「警察手帳の方を見せてから調書を取るんで」(犯人)
「はい」(40代の男性)
「これ一応警察のルールなんですよ」(犯人)
ビデオ通話で警察手帳などを出し、信用させようとするのです。
北海道北見市のケースでは、新入社員の男性はそれを信じてしまいました。
「30代後半くらいのちょっとまるっとした形の人がスーツを着ていて、これ警察手帳になりますという形で見せられた。そこで信じてしまった」(20代の男性)
一方、「+」から始まる電話番号にも要注意です。
これは海外からの着信を意味しています。
「知らない番号からの電話には、出ないようにしましょうというのが教訓かなと思う」(20代の男性)
「身近で起きたので明日は我が身ではないが、自分にいつ降りかかってもおかしくないような感じでいたほうがいいのではないかなと今回感じた」(40代男性)