週間番組表

MENU CLOSE
検索

【後を絶たない高齢ドライバーの事故】桑園自動車学校と北大大学院生らが高齢者の“運転機能アップ”狙いプログラム開発_【対象】70歳以上【参加費】無料…4か月後“どんな効果得られたか”検証<北海道札幌市>

事件・事故 社会 友だち追加

2つのことを同時にこなすトレーニングに注目

手と足で別の動きをする「頭の体操」

手と足で別の動きをする「頭の体操」

 着目したのは、2つのことを同時にこなすトレーニング。


 たとえば手と足で別の動きをする、「頭の体操」です。

大学院生の渡辺陽裕さん

大学院生の渡辺陽裕さん

 「認知機能と身体機能、2つを合わせて車を運転する必要があるんです。足踏みしながら手を出すとか、デュアルタスク(2つの運動)を模擬的に練習することで、運転技能の向上に役立つのではないかと考えて」(大学院生の渡辺陽裕さん)


試行錯誤を繰り返しプログラムを完成

試行錯誤を繰り返してきた

試行錯誤を繰り返してきた

 2024年夏から試行錯誤を繰り返してきました。


 アクセルとブレーキを踏み替えるトレーニングでは、ペダルの代わりに空気入れを使うことも考えてみましたが_。


ペダルの代わりに空気入れを―

ペダルの代わりに空気入れを―

 「本当の車の運転であんまりペダルを(目視で)確認しないのでは?」


 「高齢者の場合は分からないよね。一番の目的は反応スピードだから。そこに筋トレの要素を入れるかどうか」

 「80歳の人がやると大変かもしれないですね」(いずれも打ち合わせでの発言)

何度も話し合いプログラムを完成

何度も話し合いプログラムを完成

 高齢者にとって効果のあるものになっているのか、何度も話し合いプログラムを完成させました。


 「高齢者の方に楽しくプログラムに参加してもらい、安全運転をより長く続けられる機会になればいいなと思います」(大学院生の石井美有さん)

 この支援プログラムへの応募の締め切りは5月7日です。問い合わせは、桑園自動車学校(011-206-7501)まで。


関連ニュース