ヒグマ捕獲頭数が半分以下“約700頭”の見通し 過去最多・2023年度約1800頭に比べて大幅減―ドングリやヤマブドウなどのエサ豊作で人里に出るクマ減少か 2025年度以降は積極的捕獲へ 北海道
北海道は、2024年度のクマの捕獲頭数が速報値で約700頭と、2023年度の半分以下に減るとの見通しを示しました。
道は3月25日、専門家などと開いたヒグマ保護管理検討会で、1月末現在のクマの捕獲頭数が速報値で約700頭となり、過去最多の1804頭だった2023年度の半分以下に減る見通しを示しました。
道は、クマの餌となるドングリやヤマブドウなどが豊作で、人里に出てくるクマが減ったことなどを要因とみています。
一方で、捕獲頭数がここ数年の実績に近いため、「個体数が急増することはない」としています。
道は2024年12月にクマの管理計画を見直し、2025年4月以降は積極的にクマを捕獲して個体数の削減を図る方針です。