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【札幌の道路陥没】穴の中にさらに"大きな空洞"…深さ約3.8メートルまで掘削した結果、直径最大2メートルの空洞が縦方向に11メートル伸びていたことが判明…近くの水道管からの漏水はなく陥没原因は不明

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陥没現場 掘削すると直径最大2メートル、長さ11メートルの空洞が見つかった(提供:札幌市)

陥没現場 掘削すると直径最大2メートル、長さ11メートルの空洞が見つかった(提供:札幌市)

 2月26日午前9時ごろ、北海道札幌市清田区真栄3条2丁目の道道341号線(真駒内御料札幌線)で見つかった穴。現場を掘削し原因特定や復旧作業を進める札幌市は27日、「短期間で同様の陥没が発生する可能性は低い」などとして、通行規制を28日夕方にも解除すると発表しました。


 市によりますと、見つかった穴は北に向かう2車線上にあり、大きさは幅約80センチ、深さ約2メートル。市は、26日午前10時ごろから通行止めをし、復旧に向けた原因調査のため、陥没現場の掘削作業を開始。

 穴の周辺にさらに大きな空洞があることがわかり、幅約2.5メートル、長さ約11メートル、深さ約3.8メートルまで掘削した結果、深さ約3.8メートルまでの地点に直径最大2メートルの空洞が縦方向に11メートル伸びていたことが判明しました。

深さ3.8メートルまで掘削した様子(提供:札幌市)

深さ3.8メートルまで掘削した様子(提供:札幌市)

 しかし、近くの水道管からの漏水はなく、下水道管などの構造物も存在しなかったため、現時点で陥没の原因はわかっていません。


 一方、北海道や道開発局、寒地土木研究所との状況確認や調査で、「短期間で同様の陥没が起きる可能性が低い」ことと「通行止めによる市民への影響」を考慮し、27日夜から掘削した現場に土砂を戻して埋める復旧作業を始め、28日夕方にも通行止めを解除する予定と発表しました。

 市は復旧後も警戒を続け、空洞調査をするとしていて、「早急に検討委員会を立ち上げ、関係機関と有識者の技術的助言を聞きながら、原因調査を進めたい」とコメントしています。