穴の周辺に『さらに大きな空洞』…札幌市長「広がりがありそうなのでしっかり確認したい」2024年4月にも周辺で陥没_“復旧めど立たず”〈北海道札幌市〉
2月27日朝、札幌市清田区真栄3条2丁目の道道341号にあけられた大きな穴。
発見から一夜明け、大きく掘られていました。
26日午前9時ごろ、市民からの通報で、最大幅80センチほど、深さ約2メートルの穴が道路に開いているのが見つかりました。
その後の調査で、道路に開いていた穴の周辺はさらに大きな空洞になっていたことが分かりました。
この道路では、2024年4月にも穴が見つかっていましたが、原因は特定されていませんでした。
現場の道路では2024年秋まで地下8メートル付近に水道管を新設する工事が行われていましたが、そのほかの設備はないとしています。
2月27日に大きく掘られた現場を上空から見ると、中に水のようなものがたまっている様子が確認できました。
原因は何なのか。
札幌市の秋元市長は…。
「この通りには大きな下水道管のような人工的構造物はない。水道管はあるが損傷があれば水が吹き出す形で土砂を吸い込むことはないので構造物に流れ込んだとは考えられない。周辺に川もあるので関係の究明ができれば」
(Q:2024年4月の穴について)
「去年は原因は完全に特定できたわけではないが、下に排水管のようなものがあった。この構造物が影響したのではないかと去年は判断した。今回は違うところに(陥没が)できたので特定されてはいないが、推測した原因も違うかもしれない。広範囲に調査していかなければならない」
(Q:復旧に向けて)
「(空洞は)広がりがありそうなのでしっかり確認した上で復旧したい。調査を急ぎたい」(秋元克広 札幌市長の会見より)
現場は片側2車線が通行止めとなっていて、解除の見通しは立っていません。