相次ぐ道路の陥没―札幌市清田区で「道路の真ん中に穴が開いている」穴の深さは約2メートル・原因は不明…専門家は「地下に空洞をつくる"地下河川"ができているのかもしれない」
午前9時ごろ、札幌市清田区真栄3条2丁目の道道で「道路の真ん中に穴が開いている」と市民から通報がありました。
区役所によりますと、穴の幅は最大で約80センチ、深さが約2メートル。
北に向かう2車線の道路の中央付近で発見されました。
「タイヤが入っちゃうんじゃないかと不安。(よく使う)バス路線なのでちょっと怖い」(近くに住む人)
道路陥没によるケガ人はいません。
午後5時現在、この2車線が通行止めになっていて、復旧作業が進められています。
この道路では2024年秋まで水道管を新設する工事が行われていましたが、事故との関連は分かっていません。
「ほかの場所でも陥没を見たことがあったので、大丈夫かなと不安」(近くに住む人)
「陥没があった現場です。現在、交通規制が入っています」(八重崎 邦宏 カメラマン)
この道路では2024年4月にも穴が開いているのが見つかっています。
このときも穴の深さは2メートルでした。
2月26日に見つかった陥没現場とともに、2つの場所には厚別川が沿うように流れています。
関連はあるのでしょうか。
「(地下)2メートルくらいのところに『水みち』があるのかもしれない。昔の『水みち』が復活して、地下に空洞をつくる地下河川ができているのかもしれない」(室蘭工業大学 木幡 行宏 教授)
各地で相次ぐ道路の陥没。
下水道管の腐食が原因で起きた埼玉県八潮市の事故はまもなく1か月が経ちますが、いまだにトラック運転手の男性の安否は分かっていません。
埼玉県では2月24日、所沢市でも水道管が破裂しました。
老朽化が原因とみられています。