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「アヒルの首に傷」「ライオンが外に」『不適切な飼育』で何度も札幌市が指導…都度改善も来園者から苦情相次ぐ―“ノースサファリ”内部文書で明らかに<北海道>

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 園内の建物が無許可だったとして札幌市に撤去計画書を提出した動物園「ノースサファリサッポロ」が、動物を不適切に飼育していたとして市に何度も指導されていたことがわかりました。

市の立ち入り検査で撮られた写真

市の立ち入り検査で撮られた写真

 「首に傷があるアヒルがいた」

 
 「フクロウの水飲み場がない」

 「ライオンが施設の外に出されていた」

 「ニシキヘビの施設も施錠されていなかった」

内部資料の一部

内部資料の一部

 これは2013年、札幌市がノースサファリサッポロに立ち入り検査をして撮影した写真です。


 北海道ニュースUHBが情報公開請求で市の内部資料を入手しました。

 市は動物を不適切に飼育していたとして園を繰り返し指導していて、文書にはその詳細が書かれています。

 来園者からは相次いで苦情も…。

 「コグマのみぞおちにパンチするなど虐待と思わせる行為をしていた。管理者は猛獣だから痛くないなどと話していた」(札幌市への苦情)

 市の指導に対し園はその都度改善していたため、罰則などは課されていません。

 札幌市南区の「ノースサファリサッポロ」をめぐっては、無許可で建てていた156棟の違法建築物を4年後までに撤去する計画書を市に提出しています。

 しかし具体的な方法や動物の移動についての記載はなく、市が対応を検討しています。



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