児童保護者200人分の『写真や通知表所見など』個人情報流出…小学校教頭がUSBをジャケットのポケットに入れたままリサイクルショップで売却…匿名で市教委に返送され"流出"が発覚 札幌市
札幌の小学校の50代男性の教頭が、児童と保護者約200人分の個人情報が入ったUSBメモリーを紛失していたことが分かりました。
札幌市教委によりますと、USBメモリーには、授業参観の写真データや通知表に記載する児童の所見案など、児童と保護者の約200人分の個人情報が保存されていました。
USBは教頭が去年8月に市内のリサイクルショップで売却したジャケットの中に入っていて、この購入者とみられる人物から匿名でUSBメモリーが市教委に郵送され発覚しました。
教頭は自宅で仕事をするために私物のUSBにデータを保存し、上司の許可なく学校外に持ち出していました。またデータにパスワードの設定はされていませんでした。
16年2月以降、USBは使っておらず、ジャケットのポケットに入れたままであることを忘れていたということです。
流出したデータは、教頭が教員をしていた2011年から2016年にかけてのもので、現時点で、情報提供者以外への流出は確認されていないということです。
市教委は情報が流出した対象者に事案の説明と謝罪文を送付する方針です。