北海道江差町で2025年初「群来」確認！ニシンの大群押し寄せ海乳白色に染まる―地元漁師や町の職員豊漁に期待
北海道南部の江差町で、ニシンが産卵するときに見られる「群来」が、2025年初めて確認されました。
江差町の港で2月10日、「群来」と呼ばれる現象が確認されました。ニシンが産卵のために大群で押し寄せ、オスの精子で海が乳白色に染まって見えます。
江差町はかつてニシン漁で栄えた町ですが、乱獲などで漁獲量が激減。稚魚の放流を行ってきました。
2025年初めて「群来」が確認されたことを聞きつけた町の職員は…
「ニシンで栄えた桧山振興局が盛り上がって、漁師さんも元気になってくれれば」（江差町 産業振興課 坂口智幸さん）
群来が見られるのは2022年から3年連続で、地元の漁師も豊漁に胸を高鳴らせます。
「沖を見たら真っ白になっていたから群来なんだなって。いっぱい（ニシンが）取れればいいな」（青坂貴章さん）
