「漫然と運転していた」警察車両を運転中、時速110キロで軽ワゴン車に追突する事故を起こした男性警部補を"懲戒処分"―追突されたドライバーは「頭がい骨骨折」重傷…北海道警察
警察車両を運転中、前の車に追突する事故を起こし、相手のドライバーに重傷を負わせたとして北海道警の男性警察官が懲戒処分を受けました。
1月29日付で「減給100分の10」1か月の懲戒処分を受けたのは、北海道警札幌方面の警察署に勤務する40代の男性警部補です。
警部補は2024年3月14日午後6時40分ごろ、北海道千歳市上長都の道央自動車道上り線で、警察車両を運転中、前方を走る軽ワゴン車に追突する事故を起こしました。
この事故で、軽ワゴン車を運転していた苫小牧市の40代男性が頭蓋骨を折るなど、全治2か月の重傷を負いました。警部補にけがはありません。
警部補は当時、札幌市の北海道警本部へ物品を運び所属する警察署へ戻る途中でした。
道警によりますと、現場は片側2車線の直線道路で、法定速度100キロの区間でしたが、警部補は約110キロで走行し軽ワゴン車に突っ込んだとみられています。
調べに警部補は「漫然と運転していた」などと話しています。
道警は2024年7月25日に警部補を過失運転致傷の疑いで書類送検。「被害者の方に深くお詫び申し上げる。職員に対する指導教養を徹底し、再発防止に努める」とコメントしています。