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「中身のあるカニだと思ったら脱皮だった」“毛ガニの甲羅や脚”が海岸線1.7キロにわたり大量漂着…いずれも中身スカスカの抜け殻、このカニたちが順調に育てば漁の回復が期待できるかも 北海道白老町

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 海岸線約1.7キロに渡って散乱しています。


 北海道胆振地方の白老町の海岸に、毛ガニの甲羅や脚が大量に打ち上がり、砂浜には異様な景色が広がっています。

 見渡す限り砂浜に漂着し散乱する大量の毛ガニの甲羅や脚。

 どれも中身はなく、脱皮した抜け殻です。

脱皮した抜け殻が散乱

脱皮した抜け殻が散乱

 異様な光景が広がるのは、白老町東町から大町にかけての海岸。


 約1週間前から流れ着いているのが見つかり、海岸線約1.7キロにわたって確認されています。

海岸線約1.7キロにわたって確認

海岸線約1.7キロにわたって確認

 「7センチから8センチくらい。中身はいるのかと思ったら脱皮だった。ホッキ貝も海が荒れている時や台風の時に打ち上げられる」(地元住民)


 道総研によりますと、2~3月は毛ガニの「脱皮期」で、一足早く浅瀬で脱皮をした毛ガニの抜け殻が打ち上がったとみられています。

 道総研では、2024年に周辺海域でサイズの小さな個体が前年より数十倍多かったことを確認しています。

2~3月は毛ガニの「脱皮期」

2~3月は毛ガニの「脱皮期」

 これが抜け殻の大量発生につながったとみられています。


 これだけの個体が順調に育てば、近く毛ガニの豊漁も期待できそうです。